「結婚式で使用するウェルカムグッズを探していて、ありふれているウェルカムベアではなく一生残るような手作りの作品を作りたい。
いつか家を建てたら、自分の作ったステンドグラスを家のドアなどにはめ込みたいのです。」
まもなくご結婚される方から、こんなメールが寄せられました。
それから3ヶ月余り、DOMAは夢の実現のお手伝いをさせていただきました。
型紙作りから完成まで、本当に根気よく、一つの作品に集中して作られたので、文字通り、世界に一つしかない、「一生の宝物」のような作品が仕上がりました。
いよいよ、制作開始です。
ご結婚後、「熊」のつく苗字になられるということで、熊のデザインをリクエストされましたので、2匹の仲良し熊さんがリンゴを持っている様子をデザインしました。
型紙が出来ると、それをガラスにマジックで転記して、ガラスカッターでガラスを切っていきます。パーツが多いのでとても忍耐のいる作業です。
どんどん切ります
すべてのパーツを切り終わりました。器用な方でしたので、コツをつかむとペースが速くなり、予想より早く、また綺麗にできました。
切り終わったガラスをデザイン通りに収まるように、出っ張ったところなどをルーターという機械で削ります。
綺麗に削ることにより、ハンダの線が均一になり、作品の仕上がりが良く見えます。
どんどん削ります
すべてのパーツを削り終わりました。
熊さんの愛くるしい様子がだんだん見えてきました。
このように木枠を作り、削ったガラスをはめていくと、デザイン通りの美しい形に仕上がります。
削り終わったガラスをきれいにふき取って、カッパーフォイルという銅箔のテープをガラスに巻きつけます。
テープがガラスに密着するように、へらでテープを押さえていきます。
テープ巻きが完成しました。いよいよ次はハンダを使います。
銅箔の上にハンダを流しこんでいきます。
工作の授業を思い出します?
ハンダを酸化させて黒くします。
サインを入れて完成です。
2匹のじゃれあっている熊さん。
幸せそうですね。
いつか家を建てたら、ドアなどに入れたいとおっしゃってました。
末永くお幸せに~。
「秋に結婚するお友達のためにウエディングボードを作って贈りたい」
こちらの作品も3ヶ月余り、毎週DOMAに来ていただいて、本当に完成まで根気よく頑張っていただきました。